「シルバーデモクラシー」 | サ高住ナビ

「シルバーデモクラシー」

こんにちは。

新谷です。

 

日本では、有権者の大多数が高齢者であるがうえに、

若者の投票率は相変わらず低い。

 

つまり、実際に投票する人の多くが高齢者という現実なので、

政治家も高齢者を意識した社会福祉施策を優先してきました。

 

いわゆる、『シルバーデモクラシー』です。

 

一方で、昨日のブログでもご紹介したとおり、

「社会保障の中には経済成長にプラスとなる政策があるかもしれない」

という視点で考えれば、「子育て支援」に力を入れることは賛成です。

 

ところで、昨年にメルマガに転載した「フィンランド視察」のレポートメモ。

 

これ ↓

 

高齢者住宅コンサルティングメルマガ VOL.88(通称:サコナビ通信)

「中小企業は生産性革命を急ごう」

http://www.sakouju.com/mail_mag/bn_160926.html

 

そのフィンランドでは、1960年代に「待機児童問題」が出てきたことで、

1973年に保育施設を用意する事を自治体に義務付ける法律が施行されました。

 

そして、柴田氏の著書によると、面白いデータがありました。

 

「就学前の子供の世話は誰が主に担うべきか?」

という、日本では当然ながら「親」と答えそうな問いに、

北欧では「政府や自治体」が面倒を見るべきと考えている。

という国民アンケートの結果でした。

 

「就学前の子供の世話は、誰が主に担うべきか?」

政府や自治体   家族    民間

・スウェーデン    83%      10%    6%

・フィンランド     81%      13%      3%

・デンマーク     71%      13%    15%

・ノルウェー      59%      19%    20%

・韓国         28%      57%    12%

・日本         11%      77%     11%

・アメリカ        8%       57%   25%

 

 

同じように、こんなアンケートもありました。

 

 

「助けが必要な高齢者の世話は、主に誰が担うべきか?」

政府や自治体   家族       民間

・スウェーデン    84%      10%      6%

・デンマーク     77%        7%      14%

・ノルウェー      66%       24%       8%

・フィンランド     65%       26%       5%

・韓国         54%      37%       4%

・日本         21%      60%     15%

・アメリカ       17%       66%      9%

 

これは、2012年のアンケート結果だそうです。

※「Family and changing Gender Roles ⅳ -ISSP 2012」

 

北欧って、めちゃドライな国ですね、笑

「育児」や「介護」は、政府や自治体に義務があると考える方が半数以上です。

 

一方、日本では、「育児」や「介護」は、家族に義務があると考えている。

「家族主義」がまだまだ残っています。

 

実際に、高度経済成長期の日本企業は、家族主義で親密な関係性を保ち、

「年功序列」や「終身雇用」のシステムを作り上げましたね。

 

でも、そんな時代も変わりつつあることは、皆様も感じておられるはず。

 

ちなみに、私の場合、

「育児」は親に責任があり、「介護」は民間でもOK

という考えですが・・・

 

その実際は、長男と次男は、「保育園」に頼りっぱなしでした。

 

日本人のくせに、めちゃドライですね、笑

 

でも、心から「保育園」の存在には感謝していますよ!

 

先生方、保育園で知り合った友達、父兄の皆様がいたからこそ、

人見知りだった次男は、強烈なイヤイヤ期がありながらも、

元気で心優しい、たくましい男の子に成長しました。

 

次男も4月から小学生です。

 

素晴らしいです。 日本の保育園!