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高齢者住宅コンサルティングメルマガ VOL.90(通称:サコナビ通信)
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 コラム「現場における問題と「見える」仕組み」

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皆様おはようございます。
いつもメルマガをお読み頂きありがとうございます。

本日のテーマは現場における問題の「見える化」についてお話できればと思います。

「建築の現場」・「福祉の現場」も同じくですが、まだまだスーパースターが1名の
マンパワーに頼っている企業様は多いのではないでしょうか?
船井総研でも一時前までは、スパースターがいて、
「その他大勢」のような組織であったかと思います。

「見える化」の前に「理論」のご説明について。。

「理論とは、現場で起こっていることを100%網羅することはできない。
でも、現場で起こっていることがどういう現象なのか考える手段(フレームワーク)には」というものです。

確かに工事や福祉の現場では理論では語れない職人の技術や勘があって
初めて成り立っています。
やはり、現場の人にしか分からないこと・できないことはたくさんあると思います。
でも、実は一方でその技術や勘と呼ばれる「暗黙知」が
現場を苦しめているのも今の事実なのです。

「この職人がいないと現場が回らない」
「若い者への技術継承が進まない」
「もっと体制(仕組み)を整えたいがいっこうに進まない」

こんな思いを持たれている経営者の方も多いのではないでしょうか。

そんな時こそ、理論の出番です。
今までの「経験」という「暗黙知」を整理し直して、誰でも分かるようにする。
それには、現場に新しいフレームワークを入れるのが一番効果的です。
そこで、今回は「現場力」を鍛えるフレームワークである
「見える化」と「問題とは」を簡単にお伝えしたいと思います。

■ 現場力を鍛える

「現場力って何?なんとなくイメージは湧くけれど・・・」と思われる
方もいらっしゃるかもしれません。
「現場力」とは簡単に言うと自立的問題解決能力の高い組織を言います。

具体的には、現場力の高い組織は次のような性質を持っています。

1)当事者意識がある
決められた日常業務をこなすだけでなく、現場で発生する「問題」を
当事者意識を持って強い覚悟と粘り強い行動力を持って対応する。

2)組織能力が高い
現場のリーダーなど一部の人間がマインドを高くして、実行するのではなく、
現場に関わる人すべてが問題解決に参加する。

3)優位性の構築ができる
単に問題解決をするだけでなく、他社と圧倒的差別化が図れるくらい
徹底的にその強みを磨きこめる組織である。

このような「自立的問題解決能力」のある「現場力」の高い組織
(例えば、トヨタや花王、京セラなど)は、永続的に存続できると言われています。
ここで、「現場力」を鍛える上で、重要なキーワードが「問題解決力」です。
では、そもそも「問題」とはなんなのでしょうか。

もちろん「問題」といってもさまざまあるでしょう。
品質の問題、コストの問題、納期の問題、コミュニケーションの問題、
サービス力の問題・・当たり前ですが、問題のない企業(組織)などあり得ません。

でも、一度現場の人、自社の従業員に
「うち(自社)の問題点ってどこだと思う」と聞いてみて下さい。
なんと返ってくるでしょう?

おそらく、しっかりとした答えが返ってこないのではないでしょうか。

しかし、「現場力」のあるトヨタだとそんなことはあり得ません。
ほぼ間違いなく何十個と各従業員が問題を列挙するでしょう。
では、トヨタの従業員と自社の従業員、何がそんなに違うのでしょうか。

それは、至ってシンプルです。
単に「問題」とは何かという考え方(フレームワーク)を持っているかどうか、
そしてその考え方がクセ付けされているかどうかの違いです。

では、「問題」とは何か。問題には大きく2種類あります。

1つ目は標準・基準との乖離です。
これは、例えば通常なら不良品が10万個に1個程度でないといけないところが、
5000個に1個の割合で発生していたり、納期が2日遅延してしまっていたりすることです。

2つ目は、決められた基準はクリアしているがその上の理想の姿とのギャップです。
例えば、安全な製品作りや環境によい製品作りなどがそれにあたると言えます。

このような「問題」を解決できる能力が現場にあるかどうかが
「現場力」、ひいては「企業競争力」につながります。

現場力の差は「問題解決能力」だというお話をさせていただきましたが、
もっと言うと実はその前段階である「問題に気づく能力」こそが現場力に
大きな差を生み出していたのです。

多くの従業員は実は問題が解決できないのではなく「問題に気づいてない」のです。
例えば、受注率45%と聞いてそれを問題と気づくかなければ、
問題を解決するための行動はとれません。

トヨタや花王といった現場力のある組織はこのような現場の問題が
浮き彫りになる仕組みを導入しているのです。

現場力のある組織には共通点があります。
それは、問題が浮き彫りになる「見える」仕組みです。

人間は「火事だ」と他人から聞いてもすぐには行動できなかったり、
本気で動かなかったりします。しかし、火の元を自分自身が目撃すると、
人は必死になって火を消そうとします。

また、在庫金額1,000万円と言われても、従業員はそうなのかと
日々の生産をし続けるでしょうが、1,000万円の在庫を会社の前に
積まれると、その多さに気づき、行動を改めます。

つまり、問題は数字や伝達では伝わりづらいと言うことです。

だからこそ、問題の「見える化」が必要なのです。
人は目で見たものにはインパクトを感じます。
だからこそ、「問題が見える」ようにすることが、自立的問題解決能力を養い、
強い現場を作ることができるのです。

「問題」とは何か。
そのフレームワークを今一度見直してみてはいかがでしょうか。
そして、問題が見える仕組みを構築して「現場力」のある組織を構築していきましょう。

今回は製造業を例に挙げさせていただきましたが、
是非建築・福祉の現場でも取り入れてみていただければ幸いです。

今回もお読みいただきありがとうございました。
また、次回も宜しくお願い致します。

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